皆様におかれましては、平素より格別のお引き立てを賜り、深く感謝申し上げます。
また、宮城、福島両県で最大震度6強を観測した3月16日の地震で被災された方々には、心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧を祈念いたします。
さて、新型コロナウイルスの本格的な感染症拡大から2年が過ぎましたが、わが国経済は、依然として社会・経済活動が制限され、厳しい状況が続いております。加えて、原油価格や物価の高騰による国民生活や経済活動への悪影響が懸念されるなど先行きはいまだ不透明な状況となっております。
そのような環境のもと当社は、事業の中核をなす食品物流、およびEC・常温物流の事業拡大と運営効率の向上を図り、お客様の経営支援に取り組んでまいりました。
今年度におきましては、食品物流事業、EC物流事業に加え、BCP物流事業の3事業を 感染症終息後の先を見据えた社会インフラとなるコア事業と定め、より一層の推進を図ってまいります。食品物流事業においては、輸配送ネットワークを構築し、お客様の物流課題やニーズに対応していけるよう輸配送機能を強化してまいります。BCP物流事業においては、機能強化と「AZ-COM丸和・支援ネットワーク」によるパートナー企業との相互扶助に基づく連携により、 非常時にも安全・安心・安定した物流を提供していくことでライフラインの確保に貢献してまいります。
また、当社は今年3月に完成した仙台長町未来共創センターに入居し、本社機能を移転するとともに、同センターに「「AZ-COM BCPギャラリー」を開設します。同ギャラリーは、災害備蓄品の倉庫、非常時には帰宅困難者80名の一時滞在施設に切り替わるセミナールームも備えた当社グループのBCP物流事業の発信拠点となります。産学官による防災連携や防災事例の研究の場として活用し、「SDGs(持続可能な開発目標)」にも貢献してまいります。
皆様におかれましては、これからもより一層のご支援、お引き立てを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
2022年4月
代表取締役社長 平野健治
"お客様第一義"を基本に、
サードパーティ・ロジスティクス業界のNo.1企業を目指し、
同志の幸福と豊かな社会づくりに貢献する。
一、勤倹、誠実こそ商いの基
勤倹、倹約に努め真心を込めて考働すれば信用、信頼される。
一、忍耐、創造こそ繁栄の基
常に忍耐力は必要である。しかし、忍耐を想像力で突破することが繁栄となる。
一、報恩、感謝こそ幸福の基
生かされていることの自覚と、親、先祖を尊び、常に「ありがとうございます」の言葉を忘れずに。
”同志”について
当社では従業員に対して”社員”という呼び方をせず、”同志”と呼んでいます。
これは、「同音同響の経営」に基づき、私たち自身を同じ目線(志)を持った集まりだと考えているからです。
併せて、同志であるかぎり新人も古参もなく、「新人」社員の呼称も当社にはありません。
また社員(同志)に対して”君付け”や役職名では呼びません。
全員が同じ目標を持った”同志”ですので、全員を”さん”付けで呼んでいます。
”人財”について
一般的には材料の「材」の字を用いて”人材”と表記されますが、
当社では「人こそが会社の貴重な財産である」との考えから、
”人材”ではなく”人財”と表現しています。
お客様に対する懸命な努力は
自らの成長と仲間の幸福につながる
“桃太郎文化”を最初に形として表現したのは、当社のナショナルブランドである「桃太郎便」というネーミングです。
犬、猿、雉子を連れて宝物を運ぶ桃太郎……。
桃太郎の昔話は、誰でも知っている話です。
私たちは、この従者をそれぞれ「犬=勇敢・敏速」「猿=知恵・計画性」「雉子=情報収集・慎重性」に例え、宝物を「お客様からお預かりした大切なお荷物」に、そして私たち自身を桃太郎に例えました。
つまり、私たち(桃太郎)は、犬(勇敢・敏速)、猿(知恵・計画性)、雉子(情報収集・慎重性)をまとめ、お客様からお預かりした大切なお荷物(宝物)運ぶというわけです。
こうして、桃太郎に私たち自身の姿を重ね合わせ、3PL業界No.1になるという願いを込めています。
“桃太郎”は、単なるキャラクターとしてだけでなく、当社の起業精神や経営哲学そのものの象徴でもあるのです。
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